2012年4月21日土曜日

千住名倉医院

北千住の現場に検査に行った際に何気なく現場の横を見てみると立派な構えの和風建築が。しかも「名倉医院」の看板も。病院にしてはあまりに建築として見事であり、建築としてみると病院の看板が不思議な感じです。


立派な構えの門です。横には堂々と「名倉医院」の看板が。電話番号もあり現役の営業中の病院であることがわかります。


駐車場に「千住名倉医院」の解説の看板がありました。江戸時代から続く医療機関だそうです。医療機関ということは各地に分院があった組織だったということですね。実家の近所に「名倉堂」という接骨院がありましたが、きっとこの名倉医院につながる系譜があるのでしょうね。


門を入ると低い塀の小さな屋敷が続きます。最近エクステリアの歴史を研究しているのでこういう佇まいはとても参考になります。右側が現在営業中の病院のようです。


建物の軒の低さや塀の低さがとても印象的です。江戸時代の日本家屋は全体的に小ぶりだったということでしょうか。


突き当りの右側には立派な構えの玄関が。ご主人か大名の患者さんの入口でしょうか。突然江戸時代の患者さんになったような気分です。不思議な空間でした。

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2 件のコメント:

  1. なんだか赤ひげの三船敏郎、加山雄三がひょっこり顔を出しそうな雰囲気ですね。

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  2. そうなんです。あの小石川養生所もこんな感じだったのでしょうか?

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